雪に埋れた話(小学館の名作文芸朗読)
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【小学館の名作文芸朗読】
お秋さんは雪山へ柴刈に行った。しかし雪は激しく降り、胸を埋める深さにまで積もってしまう。お秋さんは立ちすくみ「もう助からない」と諦めると、だんだん気が遠くなり、意識を失ってしまった。しばらくすると、誰かが自分を呼んでいるような気がして目を開けると、雪で出来たトンネルの中にお秋さんは立っていた。トンネルを進むと、そこは大きな洞がある。その洞の隅にはとても大きな男が1人座っていたのだった。