高橋御山人の百社巡礼/其之四拾八 高知・香南 烏の秘儀と「魔法の都」: 全国で唯一残った「お烏喰神事」。呪術師が集う「魔法の都」。土佐の呪術の深層!! 高橋御山人の百社巡礼/其之四拾八 高知・香南 烏の秘儀と「魔法の都」: 全国で唯一残った「お烏喰神事」。呪術師が集う「魔法の都」。土佐の呪術の深層!!

高橋御山人の百社巡礼/其之四拾八 高知・香南 烏の秘儀と「魔法の都」: 全国で唯一残った「お烏喰神事」。呪術師が集う「魔法の都」。土佐の呪術の深層!‪!‬

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発行者による作品情報

高知県の香南市に、若一王子宮という神社が鎮座する。近郷八村の総鎮守で、鎌倉~南北朝時代に、紀州熊野より勧請されたと見られている。若一王子は、若王子ともいい、熊野三山で信仰される神の一柱。この神社で特筆すべきは「お烏喰神事」である。それは、海水で禊し、結界を張った神社に籠って球形の餅を作り、深夜、祈祷した後に本殿の屋根の上に供えるというもの。すると、熊野より二羽の烏が飛来し、餅を食べて行くといい、早朝、宮司がそれを知らせる。烏は、熊野の神の使いとされ、それは三本足の「八咫烏(やたがらす)」ともされている。この神事は、熊野三山の一つ・熊野速玉大社と、京都の若王子宮の三ヶ所で行われていたが、現在では高知の若一王子宮にしか残っていない。また、近隣の赤岡には、神主や巫女、僧侶、漂泊の芸能民、大工等が住んでいたことを示す地名が残っている。その中心には、土佐特有の呪術師「博士(はかしょ)」を統率する博士頭・芦田注連太夫の屋敷があり、摩利支天を祀り中臣祓を行うという、神仏習合の呪術を司っていた。土佐北東の山間・物部村に伝わる陰陽道の色彩が濃い民間呪術「いざなぎ流(百社巡礼其之七参照)」との関係も深い。時を超え、呪術の国・土佐の深層へと降りる旅。

ジャンル
旅行
ナレーター
高橋 御山人, 盛池 雄峰
言語
EN
英語
ページ数
00:30
時間
発売日
2015年
8月1日
発行者
(株)リブラ・エージェンシー
提供元
Audible.com
サイズ
30.3
MB