1枚のはがきで売上げを伸ばす方法
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発行者による作品情報
※この作品は原著を要約したものです。
接待でレストランを利用したり、保険や自動車といった高額商品を購入したりしたあとで、店舗や企業からお礼のはがきを受け取るケースはどれくらいあるだろうか。通販購入時に自動配信されるメールを受け取ることはあっても、そのようなはがきを受け取る経験はごく、まれなことではないだろうか。
お礼はがきを導入していない店舗や企業は圧倒的に多いだろう。「出さないより出したほうがいい」と頭では理解できていても、日々の忙しさに追われ、手が回らないのが現状なのだろう。
本書の著者は、ランチェスター戦略を追究していくなかで、はがきの効果の絶大さに気づいたという。その効果は「出さないより出したほうがよい」という程度のものではない。著者は企業調査会社勤務時代に、はがきを出すことを実践してからの数年間で他の社員平均の7.7倍の売上を上げたという。
会社の存続を大きく左右する「粗利益」は、お客からしかもたらされない。お客を新規開拓し、つなぎとめるには、コンスタントにコミュニケーションをとることがカギとなる。「お客にとって忘れられない存在」となっていくことこそが重要なのである。そのためには、ありきたりなメールよりも、心のこもった手書きのはがきこそが、今の時代かえって新鮮に感じられるだろう。本書には、はがきをコンスタントに、かつ時間をかけずに出し続けるためのさまざまなテクニックが紹介されている。売上に伸び悩んだとき、業績低迷を打開したいとき、ライバルと差をつけたいときなどに、まさに必読の一冊である。 (下良 果林)
(毎月第1水曜配信予定)