[30巻] 源氏物語 瀬戸内寂聴 訳 第十四帖 澪標 (其ノ一)
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発行者による作品情報
弘微殿(こきでん)の大后は、まだ御病気のうえ、とうとう源氏の君を排斥しきれなかったことが心
中腹立たしくてなりません。しかも、翌年、御譲位の沙汰があり、源氏の君は内大臣となられました。三月、明石の君は女の子を無事御出産になり、源氏の君は宣旨(せんじ)の娘を乳(め)母(のと)として遣わしました。紫の上は嫉妬をおぼえずにはいられません。
(毎週水曜配信予定、全30/113巻)