99%の日本人がわかっていない国債の真実 99%の日本人がわかっていない国債の真実

99%の日本人がわかっていない国債の真‪実‬

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    • ¥306

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発行者による作品情報

※この作品は原著を要約したものです。金融関係には疎いが、興味はあるし、もう少し詳しくなったほうがいい気もしている――こう考えている人は意外と多いのではないか。そんな人は、試しに本書を数ページめくってみてほしい。目からウロコが落ちるような事実に引きこまれ、軽妙かつ辛辣な物言いに苦笑しながらも、すごい勢いで読み終えてしまうにちがいない。
本書のテーマはタイトルのとおり「国債」だ。しかし金融商品としての国債だけでなく、財務省がなぜ財政破綻すると騒いでいるのか、その背景も理解できるようになる。そもそも日本政府の財政状態は、破綻するほど悪化しているのか、それは国債という借金のかさみが原因なのか。長年抱いてきた疑問の答えが、本書にはある。
メディアというのはどうしても、なんらかの思惑が入り込んでしまうものだ。財務省ですら、その言動の裏側には、みずからの保身を第一に考えている形跡がある。事実にもとづき正しく判断するためには、やはり自分の頭で考えなければならない。ただしそのとき、「半径1メートルの思考で、世の中全体を見てはいけない」と著者は警告する。とくに個人がする借金と、企業や政府がする借金を、同じように考えては判断を誤ることになる。
専門的な内容をかなり簡略化して説明しているため、金融のプロフェッショナルにとっては物足りない内容かもしれない。しかしそうではない人にとっては、とても親切でわかりやすい内容となっている。メディアに誘導されないためにも、ぜひ読むべきだと強調したい一冊だ。(立花 彩)

ジャンル
ビジネス
ナレーター
角田 雄二郎
言語
JA
日本語
ページ数
00:21
時間
発売日
2018年
3月7日
発行者
Audible Studios
提供元
Audible.com
サイズ
18
MB