この恋はこれ以上綺麗にならない。 1
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発行者による作品情報
わたし、漆原杵真は綺麗好き。潔癖症だってクラスではからかわれたり、なぜか怒られたり。ケンカしてゴミ屋敷に閉じ込められて死にそうになって、でもそこで、普通とはちょっと違う、綺麗な男の子に出会ったのでした。
APPLE BOOKSのレビュー
原作を舞城王太郎、作画を百々瀬新が担当する、異色の恋愛マンガ「この恋はこれ以上綺麗にならない。」。主人公の漆原杵真(うるしばらきねま)は極度の潔癖症を抱えた女子小学生。彼女を疎ましく思うクラスの女子たちによってゴミ屋敷に閉じ込められた杵真は、そこで可憐な容姿をした殺し屋の少年のカンパニュラと出会う。"自分の命より清潔さを優先する"ほど、触れる物や出会う人間のほとんどを不潔に感じていたが、なぜかその少年には嫌悪感を抱くことはなかった。杵真はゴミ屋敷でカンパニュラが殺した死体を自ら掃除しようとする。清潔さのためならたやすく逸脱した行動をとる杵真は、やがてカンパニュラにとって特別な存在になっていく。百々瀬新が描く繊細で可愛らしいキャラクターと、超現実的な表現を得意とする舞城王太郎の世界観とのギャップが本作の見どころ。殺し屋と潔癖症の少女、2人の恋はいずこへ。