どの子も安心して成長できる学級・学校を考える
養護教諭からの提案
発行者による作品情報
基本的に教員は真面目だ。子どもを置き去りにしてもいいなんて思っていない。どの教員も、子どものためにと日々頑張っている。だが、よかれと思って行っている指導が、逆に子どもを苦しめる結果になってしまう事例を見ることがある。一方で、子ども達に笑顔があふれ、どの子どもも生き生きと活動する学級集団を見ることもある。また、それまでなかなか活躍できなかった子どもが何かとの出会いをきっかけに、自分のよさを生かし成長する姿を見ることもある。どの教員も同じように「子どものために」と頑張っているはずなのに、なぜこのような結果の違いが起きてしまうのだろう。
本書では、担任外の職員の目を通して見る学級集団、そして教員の姿を物語風に描いていく。