ラオスにいったい何があるというんですか?
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- ¥950
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発行者による作品情報
そこには特別な光があり、特別な風が吹いている――ボストンの小径とボールパーク、アイスランドの雄大な自然、「ノルウェイの森」を書いたギリシャの島々、フィンランドの不思議なバー、ラオスの早朝の僧侶たち、ポートランドの美食やトスカナのワイン、そして熊本の町と人びと――旅の魅力を書き尽くす、村上春樹の紀行文集、待望の文庫化!カラー写真を多数収録。
APPLE BOOKSのレビュー
「走ることについて語るときに僕の語ること」など小説だけでなくエッセイでも人気の作家、村上春樹の紀行文集「ラオスにいったい何があるというんですか?」。ラオスはもちろんアイルランド、フィンランド、ギリシャの小さな島やボストンなど以前に居住した街を含め、著者が古今東西を旅し思い感じたことが綴られる。行く先々でのオススメのレストランも紹介されていて、グルメ本としての性格も持つ本作は、味や景色の描写が巧みで、思わず同じ道程を辿りたくなる。村上春樹という作家の筆力を改めて実感する1冊。