丘のうえの馬鹿によろしく!
—飛行少年、再び—
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発行者による作品情報
音楽と模型飛行機をこよなく愛した「CDデータ」創刊編集長の三田裕一が少年時代に作った幾種類もの模型飛行機。40年後に再び模型飛行機を作り始める。ラジコン飛行機、ハンドランチグライダー、プロペラ飛行機、ラジコンヘリコプター、大宮田んぼで行われる記録会。模型飛行機のことは知らなくても、ほのぼのとした文体で、読んでいて穏やかな気分にさせてくれる癒しの一冊。
それは、会社員を辞めて間もないころ、突然、現われた。池袋のハローワークに出かけた帰り道、ふっと、東急ハンズの前で足が止まった。店内は客でごった返している。見上げると、模型飛行機なのである。そうだ、模型飛行機がいい。ゴム動力のプロペラ飛行機「ユニオン号Bクラス」は、その日のうちに工作し、翌朝、光が丘公園へ。よく飛ぶはずである。なにしろ小学生のころ、わたしのライトプレーンは、学年でいちばんよく飛んだのだから。本文より
丘のうえの馬鹿によろしく!【目次】
01:模型飛行機
02:Uコン競技会
03:ラジコン飛行機
04:大きなグライダー
05:ハンドランチグライダー
06:風待ち
07:大宮たんぼ
08:シーズンオフ
09:羽ばたき飛行機
10:ランチャーズ定例記録会
11:プロペラ飛行機
12:ラジコンヘリコプター
13:5年ぶりの記録会
14:ライトプレーンキット
15:ミサイルボーイ
16:一人飛行機教室
17:渡良瀬運動公園
奥付