俳遊の人・土方歳三 俳遊の人・土方歳三

俳遊の人・土方歳‪三‬

句と詩歌が語る新選組

    • ¥680
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発行者による作品情報

報国の心ころをわするゝ婦人哉(ほうこくのこころをわするるおんなかな)—。京、大坂の太夫や舞妓の雅(みやび)を詠んだこの句の作者は、新選組副長・土方歳三(ひじかたとしぞう)。小説などでは、「バラガキ」「鉄の組織をつくりあげた男」などと描かれるが、その等身大の姿とは?土方が詠み残した『豊玉発句集』(ほうぎょくほっくしゅう)などを読み解いていくと、俳諧に遊び、“ハイカラ”に憧れた、その人物像が浮かびあがる。一方、対照的な“バンカラ”の局長・近藤勇(こんどういさみ)。その実像も漢詩・和歌や、留守宅を気遣う誠実さにあふれる初公開の書簡から伝わってくる。無名道場出身ながら攘夷を志して新選組で活躍するも、幕府の瓦解と近代化の到来を迎えることに。その真っ只中で初志を貫こうとする近藤の純粋さと、近代人へと生まれ変わろうとする土方の時代感覚に迫る。文芸に励んだ、知られざる新選組を描いた注目の書!!

ジャンル
歴史
発売日
2003年
12月15日
言語
JA
日本語
ページ数
240
ページ
発行者
PHP研究所
販売元
PHP Institute, Inc.
サイズ
16.5
MB