平家物語 巻8

古活字版。下村本。『平家物語』には多くの異本があり、普通は語り本系(平家琵琶の伴奏で語られた詞章)と読み本系(読み物として編集)に大別される。一般に流布したのは語り本系で、本書もその一つ。古活字版の『平家物語』の中でも最初期の刊行といわれる。巻末に「下村時房刊之」とあり、「下村本」と称される。下村時房の経歴は未詳。嵯峨本に似た美麗な活字や雲母刷り文様の表紙(本書は改装)が使われている。活字の部分を切り取り裏から紙を貼って墨書で訂正した個所や、字句の傍らに補記訂正をした個所があるのが注目される。(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)

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タイトルヨミ:ヘイケモノガタリ 8
シリーズ名ヨミ:ヘイケモノガタリ コクリツコッカイトショカンゾウショ
出版者:下村時房
種類:軍記物語