うずく‪夜‬

東京を知らない地方出身の純粋な女子大生が、夜遊びをしたばかりに……。

律子は東京の名門女子大に入学し、ひとり暮らしをはじめたばかり。高校時代の友だちに誘われ、六本木のディスコに。初めての六本木、初めてのディスコ。初めての夜遊び。初めてずくしながらも、真面目な彼女は舞い上がることなく、翌日の授業のことを考え、ひとり、帰宅することにした。

深夜一時。タクシーは止まってはくれない。そんなことは田舎では考えられなかった。困り果てていたところに、手を差しのべてきた男の車に、律子は乗ってしまった。そこから女子大生・律子は、性の倒錯の道を転がっていく。