こころ
発行者による作品情報
大正時代の日本の小説家、評論家、英文学者。夏目 漱石(なつめ そうせき、1867年2月9日(慶応3年1月5日) - 1916年(大正5年)12月9日)本名、金之助(きんのすけ)。江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。俳号は愚陀仏。「夏目 漱石」は底本の「こころ」では「日本の小説・文学」としてまとめられている。本書で登場するのは、「上 先生と私」「中 両親と私」「下 先生と遺書」「の3つ。初出は「朝日新聞」1914(大正3)年4月20日~8月11日。
APPLE BOOKSのレビュー
門下生だった岩波茂雄から依頼され、1914(大正3)年、まだ新興の出版社であった岩波書店から夏目漱石が発表した「こゝろ」。同社にとって初の小説出版で、出版費用は漱石自身が工面し、装丁も彼が手掛けた。物語は、鎌倉に海水浴に来ていた"私(わたくし)"が、"先生"と出会うところから始まる。その後、私は先生の家に出入りするようになり、彼が美しい奥さんと二人で寂しく暮らしていること、また毎月決まった日に一人で墓参りに出かけることを知る。どうやら先生と奥さんには、人に言えない秘密があるらしい。やがて大学を卒業後、帰省した私のもとに1通の手紙が届く。それは、自分の過去を打ち明けた先生の遺書だった。
カスタマーレビュー
トゥモーロー
、
切ない。
中盤、Kとの同じようなやり取りが何度となく続いた時は飽き飽きしてきたけど、終始切なさの残る名作ですね。
Ryu S.
、
50歳過ぎて文学に目覚める
工学系で小説等に全く興味が無い私がiBooksのおかげで文学も良い物だと気がつきました。「こころ」は自分の気持ち動きを見透かされている様で、読んでいて怖くなりました。
iBooksの操作性、辞書が使いやすくとっても良いです。
ウッディ66
、
名作です
人間の儚さというか心にしみました。