この世は戦う価値がある【単話】(1)
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発行者による作品情報
「さよなら 掃き溜めの皆さん。」
伊東紀理 (いとうきり) 。社会人3年目。
積まれるエナドリ、仕事不調、セクハラ職場にモラハラ彼氏。
限界OL役満な日々に嫌気がさし、自宅を事故物件とする覚悟を決めた折、
溜まった郵便物から一枚のカードを見いだす。
死後、必ず誰かの役に立つ事を約束するその一枚は、彼女にとって自由に生きる権利となった。
25歳。捧げるだけの人生を終え、自らの生を歩み始める。