この音とまれ! 13 この音とまれ! 13
この音とまれ!

この音とまれ! 13

    • 4.2 • 70件の評価
    • ¥510
    • ¥510

発行者による作品情報

極限まで“揃う”事にこだわり、完璧な演奏を果たした姫坂は出場校の中で群を抜いていた。そして、その姫坂を関東邦楽祭で破った拍音(はくと)の演奏順を迎える。演奏するのは拍音の顧問・山本によるオリジナル曲。それは澪の音を引き立たせる事だけを計算して作られているという。それだけの扱いを受ける澪の実力とは――!?

ジャンル
マンガ/グラフィックノベル
発売日
2016年
11月4日
言語
JA
日本語
ページ数
208
ページ
発行者
集英社
販売元
Shueisha Inc.
サイズ
41.5
MB

カスタマーレビュー

Dichterliebe48

感動

 作者さんは箏に関する家系に生まれ育ち、ご自身も漫画家の傍ら高校の箏曲部の指導もされているとのこと。楽器、楽曲に関する深い造詣と溢れる愛情、登場人物の高校生たちのなかなか認められない歯痒さ、何かに直向きに打ち込む美しさ。全てを経験済みの方だから、これほど感動する力を与えてくれる作品に仕上げてくれるのだろう。絵も美しいのですが、登場人物の台詞の一つ一つが、とても素人では出てこないものばかりなのです。作者さんの繊細で、美しい感受性、深い洞察力が読む者の心を揺さぶります。

 私はクラシック音楽を勉強し、教員として30年以上現場で高校生たちの喜怒哀楽に接してきました。どちらの立場で読んでも深い感動を覚える作品です。現役教員の頃にこの作品を知っていたら、絶対に教材にしました。竹蔵君の「あぁ、楽しいなぁ。ずっと弾いていたい…」に全ての思いが凝縮されていますね。「楽しいことは楽ではない。楽なことは楽しくない。」音楽の世界ではよく使われる言葉です。舞台上で楽しさを実感できるほど練習を積み重ねてきた姿、頑張り抜いた人だけに与えられるホール上でのご褒美。震えました。

 一年間で絶対に人が入れ替わってしまう部活動の儚さ。多くの大人があの時ほど何かに打ち込める時期はなかったのだと後から実感する部活動の時間の貴重さ。その後の人生においてどれほど大きな影響を及ぼしていくことでしょう。続きが楽しみで仕方がありません。

びようし

類稀な構図、演出、間の取り方で心揺さぶる漫画

絵としては基本少女漫画風なタッチだが、演奏の場面やキャラクターの感情がこもるシーンになると表現が一変する。特に演奏のシーンは箏を聴いたことがなくても音がリアルに響いてくるような演出に引き込まれ、鳥肌が立つ。割とほのぼのとした世界観なので優しい気持ちで見れる。正直現在連載中の漫画の中ではトップクラスの面白さ。まだまだ認知度が低いのできっとこれから更に話題になることでしょう。

この音とまれ! 19 この音とまれ! 19
2018年
この音とまれ! 18 この音とまれ! 18
2018年
この音とまれ! 17 この音とまれ! 17
2018年
この音とまれ! 20 この音とまれ! 20
2019年
この音とまれ! 15 この音とまれ! 15
2017年
この音とまれ! 14 この音とまれ! 14
2017年
青のオーケストラ(12) 青のオーケストラ(12)
2025年
青のオーケストラ(11) 青のオーケストラ(11)
2023年
青のオーケストラ(10) 青のオーケストラ(10)
2022年
ちはやふる(27) ちはやふる(27)
2015年
ちはやふる(37) ちはやふる(37)
2018年
青のオーケストラ(9) 青のオーケストラ(9)
2021年
この音とまれ! 14 この音とまれ! 14
2017年
この音とまれ! 15 この音とまれ! 15
2017年
この音とまれ! 16 この音とまれ! 16
2017年
この音とまれ! 17 この音とまれ! 17
2018年
この音とまれ! 18 この音とまれ! 18
2018年
この音とまれ! 19 この音とまれ! 19
2018年