ごん狐
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4.2 • 744件の評価
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発行者による作品情報
鈴木三重吉主宰の『赤い鳥』に1932(昭和7)年に発表された、昭和初期の児童文学作家である新美南吉の代表作。南吉が18歳の時の作品で、彼の死の直後に刊行された第三童話集「花のき村と盗人たち」(帝国教育会出版部)に収録された。貧しい村人「兵十」といたずら好きの狐「ごん」との触れ合い、そして行き違いによって生まれる深い悲しみが、民話風に描かれる名作。物語の舞台である愛知県半田市は南吉の出生地であり、彼が幼少のころに聞かされた口伝を基に創作された。話は6つのパートから成り立っていて、村の茂平からの伝聞という形式になっている。小学校国語教科書の教材の定番ともいえる作品となっている。
APPLE BOOKSのレビュー
深い切なさがいつまでも心に残る、児童文学の名作『ごん狐』。新美南吉が18歳の時に発表したこの物語は、小学校の教材として広く知られ、長く親しまれてきた。森の中に一人ぼっちで暮らす小狐のごんが、ほんのいたずら心から、兵十という男が取った魚やウナギを逃がしてしまう。後日、兵十の母親の葬式に出くわしたごんは、自らの行いを悔いて兵十の家に栗やまつたけを運ぶも、その思いは伝わらず…。ごんの小さな出来心から気持ちのすれ違いが続き、最後に取り返しのつかない結末に至るという悲劇の物語でありながら、思いやりや深い後悔が描かれ、ただの悲しみだけではない余韻を残す。子ども心にも胸が締め付けられるような印象を残す物語だが、世の中にはどうにもならないことが多くあると知った大人が読むと、ごんのいじらしさがいっそう胸に迫り、より深い感慨を覚える。ごんが駆け巡る秋の森は豊かで美しく、その生き生きとした風景も物語の情感を深めている。
カスタマーレビュー
ごんぎつね
ほんの思いつきが、とても大きな過ちへと発展してしまう。償いたい、という思いも届かない。死をもって、やっと理解し合う。切ないお話です。
小学校の頃を思い出す
懐かしい気持ちになりました。
ごん…
ごんちゃんかわいい♡