じゃのめのめ 1
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4.1 • 49件の評価
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発行者による作品情報
恋したお方は――まさかの○○様でした。 妖怪をにらみ倒して退治する「夜刀の目」を持つ瞳子は祖母が営む骨董店「じゃのめ屋」を手伝う傍ら「妖怪にらみ業」を請け負っている。ある日“きよら様”と呼ばれるひと月眠ったままの神社の主を起こしてほしいと依頼を受けるが、きよら様はこの世のものとは思えぬ美形で――? 【同時収録】アシガール[番外編]
APPLE BOOKSのレビュー
妖怪を退治する女性と美しき神様が繰り広げる、もののけラブコメディ。祖母以来55年ぶりに“夜刀の目”を受け継ぐ者として「妖怪にらみ業」を営む月代瞳子は、ある島の住人から、ひと月前から目覚めない“きよら様”を起こしてほしいと依頼を受ける。古い神社の主である“きよら様”にひと目ぼれした瞳子は、彼を守るため「にらみ」の修行を始めることに。『アシガール』の人気作家、森本梢子の注目作。「もしスリーピングビューティが王子様だったら」という発想から生まれた美形男子“きよら様”の浮世離れしたキャラクターが新鮮で、思わずうなってしまう。時代の空気をつかんだフラットで真っすぐなヒロイン像と、温かい空気感も安定の心地よさ。瞳子を応援したくなる良作。