その女、ジルバ(1)
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4.0 • 21件の評価
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発行者による作品情報
伝説のママ・ジルバの店 BAR OLD JACK & ROSE―――
終戦直後から夜の世界で生きてきたホステスたちの高齢BAR。
ホステスの平均年齢は70歳以上。人生の酸いも甘いも知り尽くした女たちが最高のおもてなしで、常連客たちを迎える。
そこへ飛び込んだ一人の新人・笛吹 新(うすい・あらた)、40歳。
大手スーパーの倉庫で働く彼女は、
恋人なし、貯金なし、老後の安心なしの崖っぷち人生。
リストラで希望の職場も追われ、
夢も、仕事も、結婚も、あきらめかけた彼女が、
笑い、歌い、踊り、いつの日か忘れていた何かを取り戻していく。
昼と夜、二足のワラジで働くことになった、見習いホステス・“アララ”。
彼女のシングルライフに、どんな変化が訪れるのか!?
APPLE BOOKSのレビュー
まだ40歳なのに消化試合のような人生を送っていたOLの新(あらた)が、高齢ホステスだらけのバーで働くうちに“若さ”を取り戻す。ギャグマンガ家としてキャリアをスタートさせた有間しのぶが笑いと涙で描き出す人生賛歌は、第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した壮大な感動作。戦中戦後のカオスを生き抜いた人生の大先輩たちと、バーの初代ママ、ジルバの壮絶なエピソードでしんみりさせたかと思えば、彼女たちが接客業で鍛えた絶妙な切り返しにニヤニヤ。過去も先の短い未来すらも笑いに変えるバイタリティは、どんな時代にも通用する武器になるはず。全5巻、ウジウジと自信のなかった新の大変身に気持ちよく泣こう。