その日東京駅五時二十五分発 その日東京駅五時二十五分発

その日東京駅五時二十五分‪発‬

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Publisher Description

ぼくは何も考えてない。ぼくは、何も何もできない。頑張って、モールス信号を覚えたって、まだ、空は燃えている――。終戦の日の朝、19歳のぼくは東京から故郷・広島へ向かう。通信兵としての任務は戦場の過酷さからは程遠く、故郷の悲劇からも断絶され、ただ虚しく時代に流されて生きるばかりだった。淡々と、だがありありと「あの戦争」が蘇る。広島出身の著者が挑んだ入魂の物語。

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2015
January 1
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
75
Pages
PUBLISHER
新潮社
SELLER
Shinchosha Publishing Co., Ltd.
SIZE
1
MB

Customer Reviews

okkan36 ,

読み易く、考えさせられる作品

文章は読み易く、サラリとした独特の空気感がる文章です。日常と感情の視点の違いをうまく表現している。大きな社会の変化と目の前の日常とのギャップ、その中での感情変化と判断の価値。大きいようで大した問題でないのかもしれないとの問題提起が良いですね。

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