それでも猫はでかけていく
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4.2 • 6件の評価
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発行者による作品情報
いつでも猫が自由に出入りできるよう開放され、家猫、外猫、通りがかりの猫など、常時十数匹が出入りする吉本家。思想家の父・隆明が溺愛したフランシス子、脊髄損傷の捨て猫シロミ、傍若無人のチンピラ猫トリオ……。吉本家に集う猫と人の、しなやかでしたたかな交流から見えてくる「生きる」の意味。ハードボイルドで笑って沁みる、猫エッセイ。
カスタマーレビュー
f1988z2005
、
一気に読みました。
昔飼っていた猫を思い出しました。たぶん事故にあったのでしょう、背椎が折れ、前足だけで帰って来ました。家は山の上の観光地、小動物の獣医さんなどいないところで、避暑に来ていたお医者さんが診てくださったのですが、「人間でも助からないような怪我です。」と言われてしまって…まだ、小学一年、人生で始めて知った失う悲しさと怖さでした。あれから60年、いろいろ亡くし送って、今、縁あったことに深く感謝です。