それは令和のことでした、
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Publisher Description
著者の企みに舌を巻く! 哀しみと可笑しみの令和ミステリー
小学生のときは女男と指をさされ、母親からはあなたの代わりは誰にもつとまらない、胸を張れと言われる。
平穏を求めて入学資格に性別条項のない私立の中高一貫校に入るが、いじめはさらにエスカレートし、みじめな姿がSNSで世界中にさらされていく。
それは僕の名前が太郎だから――(「彼の名は」)
Customer Reviews
わんわんお(∪ ^ω^)
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歌野晶午の短編オススメです
本のタイトルから察せられる通り「あー、時代だねぇ...」ってなる短編が揃ってます。
「葉桜の季節に〜」を読んで衝撃を受けてファンになったのですが、この作家は「そういうこと」をしてくるんだって頭の隅に置いていても、気づいたら毎度騙されてて驚いてる…
短編でサクッと読みやすいし、各編の主題がどこか他人事ではなくて感情移入してしまうためか、かなり没頭して読んじゃいました。
それだけに、主人公に救いのないオチになると割とこっちも釣られて沈む笑