たそがれてゆく子さん たそがれてゆく子さん

たそがれてゆく子さ‪ん‬

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発行者による作品情報

男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、本当によかった。

夢に見た専業詩人の生活、ぽっかりとした自由。
もんもんと考え、るると書く。
カリフォルニアのキャニヨンを犬どもを従えひたすら歩く。
料理や洗濯は、しないことにすぐ慣れた。
山賊のように台所で立って食べた。卵ばっかり食べていた。

ひとりの肩にのしかかるローンに光熱費、熊本地震、石牟礼道子さんのこと、末っ子の結婚、
そして……日本に帰ろう。

「みんなホルモンのせいでしたと、今は言い切りたい」――
女のための戦記『閉経記』から五年。
書くことで生き抜いてきた詩人の眼前に、今、広がる光景は。

ジャンル
小説/文学
発売日
2021年
11月25日
言語
JA
日本語
ページ数
288
ページ
発行者
中央公論新社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
1.1
MB
女の一生 女の一生
2014年
読み解き「般若心経」 読み解き「般若心経」
2013年
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2011年