



「つながり」の創りかた―新時代の収益化戦略 リカーリングモデル
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3.8 • 4件の評価
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- ¥2,200
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発行者による作品情報
サブスクリプション、フリーミアム、レーザーブレード、リース、リピーター、……。企業と顧客との「つながり」方が大きな変貌を遂げている。顧客の価値観が「所有から利用へ」と変化し、ものづくり企業にも、もの売り企業にとっても、ビジネスの常識が根本から覆る。本書では、リカーリング(継続収益)を生み出す、ユーザーとのつながりの創りかたを提案する。現在、最注目の「サブスクリプション」をマネタイズ研究の第一人者が説き明かした決定版!
【本書より】
今、勝ち残るビジネスモデルとして注目されているのが、「サブスクリプション」です。実は、サブスクリプションは、「リカーリング」というビジネスモデルの1つです。
私は、実業で役立つビジネスモデルを研究しているので、企業の悩みを聞く場面が多々あります。その中で、リカーリングモデルに変えようとして失敗した話も見聞きしてきました。なぜ失敗するのか。その答えは明白です。「つながり」という視点が圧倒的に欠けているからです。
「つながりが不可欠な時代」に、どうしたら収益を生み出すビジネスモデルをつくれるのか。本書は、その理論を示すことが目的です。
APPLE BOOKSのレビュー
製品を製造・販売して利益を得る売り切りモデルから、継続的に収益を生み出す「リカーリングモデル」へ。"所有から利用へ"とユーザーの価値観が変化している社会で継続収益を生み出すビジネスモデルとして注目を集めているリカーリングモデルについて、代表格であるサブスクリプションを入り口にしながら、"つながり"をキーワードにその種類や特徴を順序立てて説き明かしている。著者は兵庫県立大学国際商経学部教授で、実業で役立つビジネスモデル及びマネタイズを専門に、さまざまな新規事業などでアドバイザーも務めている研究者。いたずらにサブスクリプションを礼賛・推奨するのではなく、課金方法を真似ただけの"サブスクリプション的なもの"に陥ってしまう失敗ケースを挙げ、売り切りで成果をあげてきた企業にとっては劇薬にもなりえるという点も指摘。形式としての課金モデルではなく、ユーザーとの関係性に根ざした真のリカーリングモデルの理解を深めることに力点が置かれている。動画や音楽のみならず、さまざまな分野・業種にリカーリングモデルが拡大していく現代に適した経営へマインドセットそのものの転換を促す、刺激に満ちた一冊。