とても小さな理解のための とても小さな理解のための

とても小さな理解のため‪の‬

    • ¥2,200
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Publisher Description

又吉直樹、今日マチ子らが絶賛の名著、復活。向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。


日々の息苦しさからの解放。

ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を

溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。

又吉直樹さん


幼さを内包しながら、少女は溶ける。

羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。

日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。

今日マチ子さん


「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。

堀静香さん


名著、復活。

向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。


【目次】

星座


●キッチン


二十七歳

迷子

四月の昼

月子、ハズゴーン

満潮

サービス

怒りだ

誤認

潮鳴り

トマトポークカレー(もっとも個人的な)


●玄関口


牛乳を一杯わけてください

ほしがる

棲みうつる日

ちいさな群れ

城塞


変態


●子どもたち


区別

線とハサミ

クライスト

踊り

月が欠ける

性的な誘い

目撃

提案


あったかくして


●波のうつ部屋


君の帰りを待ちながら書いた詩

食いちがう

波のうつ部屋

カウント

水べ

ディナーテーブル

許しが訪れるのを待って

航路


死ぬ前の話


●窓


ショウ

ベッドタウン・パレード

見せてあげる

ぶん

同い年

肉眼

豊穣

えり子を知りませんか

新しい足

ねえ、おかあさん


●とても小さな理解のための


おとなりは

ねずみを殺す

いてもいても

メッセージ・イン・ア・ボトル

詩がどこにもいなかった日

ディスカウント

理解へ(家庭的な解釈)

アンダスタン

青いしっぽ

冬に光る


週末


【著者】

向坂くじら

詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書にエッセイ集『夫婦間における愛の適温』『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2024
October 29
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
1
Page
PUBLISHER
株式会社百万年書房
SELLER
Voyager Japan, Inc.
SIZE
2.3
MB
いなくなくならなくならないで いなくなくならなくならないで
2024
踊れ、愛より痛いほうへ 踊れ、愛より痛いほうへ
2025
夫婦間における愛の適温 夫婦間における愛の適温
2023
犬ではないと言われた犬 犬ではないと言われた犬
2024
群れから逸れて生きるための自学自習法 群れから逸れて生きるための自学自習法
2025
アイムホーム アイムホーム
2025