なぜか笑介(しょうすけ)(4)
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発行者による作品情報
▼第1話/商品説明会▼第2話/決断力▼第3話/人間関係▼第4話/女性管理職▼第5話/OL(オフィスレディー)▼第6話/適性▼第7話/左遷▼第8話/20代に何をなすべきか▼第9話/五月病▼第10話/接待術●登場人物/大原笑介(五井物産・食品事業部食品3課社員)、森川(五井物産・食品事業部食品3課課長)、高山時也(五井物産・食品事業部食品3課係長)、花園(五井物産・食品事業部食品3課社員)、泉今日子(五井物産人事部社員)●あらすじ/室町食品の外人ディーラー向けの商品説明会を4日後に控えたある日、笑介は、先輩の影山から挨拶役を依頼される。先日の英検でトップ合格した笑介ならできるというのだ。しかし、トップ合格は花園が自分の答案とすり替えてくれたお陰。そんな笑介にとって、英語での挨拶などできるわけがない。さりげなく笑介はその大役を断り、影山が挨拶をすることになる。ところが、説明会の直前になって関西の大手取引先のトラブルを解決するために影山が出張することになってしまう。しかたなく笑介は、パンフレットの英訳と挨拶文を花園に考えてもらい、連日、ヘッドホンステレオで説明文を暗記するが…(第1話)。▼上役になるほど、「アレはどうなった」「コレはどうした」と要件を簡単にいうアレコレ症候群が出てくるもの。森川課長もその例外ではない。しかし笑介だけが森川課長の“アレは”という会話とうまくコミュニケーションが取れない。そんな笑介を、高山は「人間関係のうまさで出世がきまる」とからかう。取引先の室町食品の竹下部長からも“アレは”といわれ、分からない笑介は部長に怒鳴られてしまうのだった。その日、室町食品との話が長引き、帰社時間に遅れた笑介は、課長からサボるなと注意され、思わず反抗してしまう。しだいに課長との人間関係で悩み始めた笑介は、課長は自分を嫌い、いつも叱ってしるのではと思い始める。ある日、同僚の加藤が取引先でトラブルがあり、笑介が助っ人に駆り出されることになった。ほかの仕事が残っているのに、いつも自分ばかり命令されると不満に思う笑介だったが…(第3話)。●その他の登場人物/竹下室町食品部長(第1話、第2話、第3話、第8話)、木下人事部長(第6話)