にんじん・博物誌 ルナール作品集
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発行者による作品情報
(この作品集について)
この作品集には、フランスの作家で詩人でもあるジュール・ルナールの代表作とも言うべき以下の二編を、挿絵入りで収録しました。
にんじん
博物誌
それに訳者である岸田国士の以下の作品を収録しました。
ジュウル・ルナアル
「にんじん」の訳稿を終へて
「にんじん」とルナアルについて
(ジュール・ルナールについて)
ジュール・ルナールは、一八六四年にフランスのマイエンヌ県に生まれました。十七歳の時に、パリに出て高等師範学校を目指しますが、劇作に興味を持ったため成績も振るわず、創作に活路を見出します。
一八八九年に文芸誌「メルキュール・ド・フランス」を創刊し、多くの詩や物語、評論を載せるようになります。「にんじん」は一八九四年に、「博物誌」は一八九六年に出版されました。
一八九七年に、散文劇「別れもたのし」が上演され大成功を収めます。しかし、晩年は高血圧と動脈硬化が進み、健康は悪化の一途をたどり、ついに一九一〇年に動脈硬化のため死去しました。四十六歳でした。
死後、つけていた日記が「ルナールの日記」として出版され、今日でも優れた日記文学と見なされています。
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、iPhoneはもちろん、iPadやMacでの読書に最適化しました。また、作品の一編一編にも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。