はじめての「iDeCo」入門
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10分で全てわかる!
iDeCoの「特徴」「メリット」「デメリット」「活用のヒント」を徹底解説!
近年は、私たちの健康寿命が伸びて「人生100年時代」といわれています。
昔のように、60歳で定年退職して余生を過ごすという生き方ではなく、その後にも長い人生が待っています。
そんな人生の変化に伴い、前にも増して生活していくための老後資金の形成が必要になっています。
老後に2000万円の貯蓄を備える必要がある、という金融庁の報告書が物議を醸したのは、記憶に新しいのではないでしょうか。
総務省の2020年の調査によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯における社会保障給付収入は、平均月額219,976円に対し、平均消費支出は平均月額224,390円となっています。
つまり公的年金以外の収入や貯金がない場合、老後の生活費が足りなくなる恐れがあるということです。
その影響もあり、自分で運用する年金、iDeCo(イデコ)を始める動きが、若年層で広まっています。
iDeCoというのは、正式には「個人型確定拠出年金」といい、確定拠出年金法に基づいた私的年金の制度です。
自分で設定した掛金額を拠出して、積み立てたお金を定期預金や保険商品、投資信託などから選んだ商品で運用し、その運用した資金を60歳以降に年金として受け取ることができます。
いわゆる個人でつくる任意型の年金制度で、公的年金では補いきれない老後資金を上乗せするための「もうひとつの年金」なのです。
iDeCoによる年金を受給できるのは未来の話ですが、長期運用が目的なので、若い内から始めるメリットは大きく、公的年金の補完をするという意味で、老後の資産形成に役に立ちます。
興味があるものの、若干複雑な制度であるため、具体的にどのような制度なのかよく知らない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、iDeCoの仕組みや、加入するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
老後の人生を豊かに過ごすため、iDeCoについてこの機会に知っておきましょう。
【目次】
はじめに
第1章 iDeCoって何?
第2章 iDeCoの特徴
①20歳以上65歳未満の人が加入できる
②掛金が全額所得控除される
③掛金は少額から自由に設定する
④投資信託または元本確保型商品の2種類で運用する
第3章 iDeCoのメリット
①節税効果が得られる
②受取時に一定額が非課税になる
③掛金は自動で引き落としされる
④転職時や退職時に、積み立てた年金資産を持ち運べる
第4章 iDeCoのデメリット
①60歳までは引き出せず、途中解約もできない
②各種手数料がかかる
③元本割れするリスクがある
第5章 iDeCo活用のヒント
①iDeCoとNISAどっちがおすすめ?
②iDeCoと企業型DC(企業型確定拠出年金)との違いは?
③iDeCoは継続することが大事
④定期的なリバランスを行う
おわりに
読者特典
【著者プロフィール】
大川賢太郎
大学在学中、ベンチャー企業で完全歩合制のセールスを2年行う。
プレイングマネージャーとしてNo.1の売上を上げる。
その後学生起業し、慶應義塾大学を中退。
toC向け商品の営業代行事業、
プログラミングスクールの運営などを4年半行う。
投資で失敗して7桁のお金を失う、社員が全員辞める、
自称経営コンサルタントに7桁のお金を支払うも成果なし、
ビジネスパートナーが何人も変わる、などの様々な失敗を経験。
それらの失敗を乗り越え、現在は会社経営11年目。
電子書籍出版プロデュース、ラジオ番組制作などの事業を行う。
電子書籍業界をもっと盛り上げ、
出版業界に革命を起こすことを目標に、日々活動している。
趣味はお酒、旅行、フットサル、海外ドラマやアニメ鑑賞。
お酒は毎日飲みたいぐらい好きで、
映画『ハングオーバー』みたいな最高の二日酔いを一度やってみたい。
一番好きな海外ドラマは『ゲーム・オブ・スローンズ』
一番好きなアニメは『銀魂』
一番好きな漫画は『キングダム』
一番好きなサッカーチームは「マンチェスター・ユナイテッド」
一番好きなお酒は「キリン一番搾り」