ぼくらの祖国
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Publisher Description
「ぼくらの祖国」とは、われらの魂のキーワード。失われた故郷の復活。さあ、貴方の手に。
ぼくは知らなかった。なぜか。日本の学校では、教えないからだ。日本の大人も、語らないからだ、きみも、あなたも、ぼくもみんな日本国民だ。だけど日本をそこく、祖国として考えたこと、はっきり祖国として意識したことが、どれほどあるだろうか。東日本大震災と福島原子力災害が起きてしまった後の日本でこそ、それを問い直したい。
※この電子版は扶桑社刊「【扶桑社新書】ぼくらの祖国」(2015年8月15日 初版第一刷発行・2019年5月31日 第十刷発行)をもとに制作されております。
※この電子版はカラーページがございます、カラー表示できる端末での閲覧を推奨しております。
Customer Reviews
この本の内容を知らないというのは情弱の極み(私のことです)
私は、日本人としての心を忘れたくないと強く感じました。現代の日本人には、かつてに比べて勇気が欠け、自虐的な傾向があるように思います。その背景には、戦後の教育の影響が大きくあるのではないでしょうか。教育は非常に強い力を持っています。だからこそ、教育が変われば日本も変わるはずです。そこに私は大きな希望を感じました。
多くの日本人は、「日本は資源のない国だ」と思い込んでいます。けれども、それは一部の人々にとってある意味で都合のよい思い込みなだけなのかもしれません。一部の人々にとっては、そう信じさせておいた方が得をする構造があるように感じます。果たして、そうした人たちは本当に心から豊かに暮らしているのでしょうか。
どの時代においても、信用は何より大切です。国民全体の利益を犠牲にして一部の人が私腹を肥やすような行為は、やがて信頼を失い、社会の土台を崩していきます。そのような状況がいつまでも続くとは思えません。今こそ、多くの日本人が目を覚ますべき時なのだと感じました。実際に、少しずつではありますが、日本人が本来の誇りを取り戻しつつあると感じさせてくれる一冊でした。
過去にも現在にも、自らの命を懸けて祖国を守ろうとした人たちがいます。どのように生きるかは個人の自由ですが、そうした人々の存在や思いを忘れてはならないと、心から思います。