ましろのおと(01)
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- ¥550
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発行者による作品情報
津軽三味線を背負い、単身、青森から東京へやってきた津軽三味線奏者・澤村雪(さわむら・せつ)。師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪だが、様々な人と出逢いながら今、自らの音を探す旅を始める。――「赤ちゃんと僕」「しゃにむにGO」羅川真里茂(らがわ・まりも)が贈る、今一番アツい津軽三味線×青春ストーリー!!
APPLE BOOKSのレビュー
津軽三味線奏者の“音”を探す旅を描く、青春音楽マンガ。津軽三味線奏者の澤村松吾郎を祖父に持つ少年、雪は憧れだった祖父の死をきっかけに、なくしてしまった“自分の音”を探すため、あてもなく上京。やがて東京の高校に通うことになった雪は、津軽三味線愛好会のメンバーたちと出会い、さまざまな“音”に巡り合っていく。ライブハウスであたかもロックのように鳴り響く「津軽じょんがら節」など、雅楽のイメージを塗り変えるような迫力ある音楽描写に心をつかまれる。とりわけ実力派奏者、緒方洸輔や田沼総一らとのライバル対決は名シーンの連続だ。雪を取り巻く複雑な家族関係も丁寧に描かれ、人間ドラマの名手として知られる作者の実力が発揮されている。