まじめな会社員(1)
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- ¥760
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発行者による作品情報
コロナ禍における、新種の孤独と人生のたのしみを、「普通の人でいいのに!」で大論争を巻き起こした新人・冬野梅子が描き切る! 菊池あみ子、30歳。契約社員。彼氏は5年いない。いろんな生き方が提示される時代とはいえ、結婚せずにいる自分へ向けられる世間の厳しい目を、勝手に意識せずにはいられない。それでもコツコツと自分なりに築いてきた人間関係が、コロナで急に失われたら…!?
APPLE BOOKSのレビュー
新しい時代の孤独と喜びを描く“自意識”コメディ。契約社員で彼氏いない歴5年の菊池あみ子は、周囲の視線を気にしてしまいがちな30歳。恋愛、結婚、キャリアなどさまざまな局面で自意識をこじらせ、他者を意識した言動を取ってしまう。ある出会いで変われるかも、と思ったその時にコロナがやってきて、あみ子は今一度自分と向き合うことに。主人公の“脳内裁判”を筆頭に、とにかく心の声がリアルで共感せずにはいられない。力の抜けた絵柄と、実は読書家でもあるあみ子の叙情的なモノローグも魅力で、深い気付きや知的な充足感を味わえる。“自意識”とどう向き合うべきかを考えるすべての人に。