むう風土記 ごはんで紐解く日本の民俗・ならわし再発見録
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発行者による作品情報
食文化、伝統行事、地域の伝承……。
時を紡ぐ体験を通じ、温かな人々に出会う。
失われつつある日本の伝統が鮮やかに蘇る!
【本文より】
人や環境が変わっていくと共に、生活も食も必然と変わっていく。
現状維持も大切かもしれない。
でも、変わっていくコトも、それはそれで、また、文化のひとつだ。
インターネットによって、世界の隅々まで知られるようになり、秘境はなくなったかのように思われる現代。
でも、まだ知られていない一番の秘境は、あなたのすぐ近くにあるのかもしれません。
【内容】
茶節海の鰹と山のお茶とが出会って生まれたお薬ごはん
イクラと石油冬の宝石と古代の燃ゆる水
白エビメジャーに上り詰めたアイドル
沖縄てんぷら戦後復興とともに生まれたソウルフード
どぶろく祭り老若男女が唄い踊る祭事
オコナイとふなみそ楽しく変化して受け継いでいく神事
納豆餅滋賀と京都の知られざるソウルフード
鯨食文化となべぞうせ生命を助け、頂く
酒田まつりとあんかけ文化庄内と関西を繋ぐモノ
シモツカレ強烈な姿の神聖なる行事食
【著者】
松鳥むう(まつとり・むう)
イラストエッセイスト。離島とゲストハウスと民俗行事をめぐる旅がライフワーク。その土地の日常に、ちょこっと混ぜてもらう旅が好き。
著書には『トカラ列島秘境さんぽ』(西日本出版社)、『おばあちゃんとわたし』(方丈社)、『日本てくてくゲストハウスめぐり』(ダイヤモンド社)、『あちこち島ごはん』(芳文社)、『ちょこ旅沖縄+離島かいてーばん』『ちょこ旅小笠原&伊豆諸島かいてーばん』(以上、スタンダーズ)、『島旅ひとりっぷ』(小学館)などがある。雑誌「うかたま」(農山漁村文化協会)で「日本あちこち食べ歩き郷土ごはん」連載中。