やれたかも委員会 4巻
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4.1 • 15件の評価
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- ¥660
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発行者による作品情報
夏の終わり、やれたかも委員会の元に届いた一通の分厚い手紙。差出人が語り出したのは22年前の大学時代の思い出だった。
青春時代。当事者の季節。そんなやれたかもしれない思い出を犠星塾塾長能島明、ミュージシャンパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表月満子が判定します。
「自由に飛び立てばいい。やれたかもの大空へ。」
シリーズ初の長編「童貞からの長い手紙」に加え、特別編「月満子ぴったり合う」を収録。(対談記事は収録されていません。)
APPLE BOOKSのレビュー
ウェブサイトでの掲載からじわじわと人気に火がつき、単行本化そして実写ドラマ化もされた吉田貴司の人気恋愛コメディ『やれたかも委員会』シリーズの第4巻。あの時、もう少し勇気を出していれば“やれた”か、“やれたとは言えない”か。それを判定するのは、犠星塾塾長の能島明と、ミュージシャンのパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表の月満子という謎の3人からなる「やれたかも委員会」。彼らを相手にさまざまな人々が自らの思い出となる体験を独白するオムニバス形式だった3巻までとは異なり今作は初の長編、ある童貞男の22年間の物語を収録。不完全燃焼であるが故、甘くきらめく思い出としていつまでも胸に残っている。しかし、“やれたとは言えない”と冷静で鋭い女性目線のコメントと共に、90%程度の割合で月満子がばっさり切り捨てる毎度のオチは失笑もしくは爆笑だ。巻末の特別編「月満子ぴったり合う」の描き下ろしも見逃せない。