わが投資術 市場は誰に微笑むか
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- ¥1,800
発行者による作品情報
個人資産800億円超。長者番付1位となった伝説のサラリーマン投資家・清原達郎。
咽頭がんで声帯を失い、引退を決めたいま、全人生で得た株式投資のノウハウを明かす
■新NISA完全対応! すべての投資家のバイブル誕生
私には後継者がいない。ならばすべてのノウハウを全部世の中に「ぶちまけてしまえ」という気持ちになった。
今や株式市場は「個人が自由に儲けることができる市場」です。2024年からは新NISAも始まりました。「やらなきゃ絶対損」という個人にとっては夢のような制度です。(本書より)
■株式投資に才能など存在しない。
「自分の失敗からどれだけ学んだか」だけだ。
《本書の内容》
市場はあなたを見捨てない/すべての情報にはバイアスがかっている/ヘッジファンド創設への道のり/割安小型成長株の破壊力/地獄の沙汰は持株次第/REIT 落ちてくるナイフを2度つかむ/実践のハイライト──ロング、ショート・ペアートレード/やってはいけない投資/これからの日本株市場/10年以内に起きる破滅的リスク ほか
APPLE BOOKSのレビュー
公表が最後となった2005年の高額納税者名簿(長者番付)でサラリーマンにもかかわらず日本一となり、運営したヘッジファンドのパフォーマンスは25年間で93倍、個人資産は800億円超という伝説の投資家、清原達郎による回顧録。咽頭がんの手術で声帯を失い引退を表明した彼が投資ノウハウについて明かす本書は、2024年から始まった新NISA制度にも対応している。200万円持っていたら何に投資すべきか? といったトピックも興味深いが、何より魅力的なのは歯に衣着せぬ物言いだ。東大卒業後、野村證券に入り、海外投資顧問室の配属を経て、ゴールドマン・サックス証券に転職。さらにタワー投資顧問でヘッジファンドを始めるまでの道のりをつづった章で明かされる、コンプライアンス前夜の証券会社のエピソードや破天荒な海外生活の体験談は、抱腹絶倒のおかしさ。リーマンショックの体験や、著者が得意とする割安小型成長株に関する実名を出した解説も面白く読むことができる。