アタックNo.1 1

APPLE BOOKSのレビュー

1960年代に日本中を熱狂させた女子バレーボールの一大ブームを象徴する作品。ヒロインの鮎原こずえは、先輩から嫌がらせを受けたり、チームメイトと衝突したりしながら、やがて固い友情で支え合い、強豪ライバルへ挑んでいく。さまざまな困難を乗り越える彼女の姿には、思わず感情移入せずにはいられない。いわゆる“スポ根”の要素を少女マンガに導入し、木の葉おとしサーブやマシンガンアタックといった超必殺技がいく通りも盛り込まれ、幅広い層を惹きつけた。主題歌が大ヒットしたアニメ版も有名で、21世紀に入ってからもテレビドラマ化や舞台化が実現するなど、根強い人気を保っている。