アルプス席の母
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4.4 • 56 Ratings
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- ¥1,700
Publisher Description
まったく新しい高校野球小説が、開幕する。
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。
Customer Reviews
just fit
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チョットドロドロでも良かった
途中から、監督と親、そして親同士のどろどろ感がすごかったけど、最後はいい方向にまとまった。
トムともとみ
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良かった
母子の物語から、我が家を想起した。我が家も同じような野球家族。妻にも読ませたい。
ショコラ220
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野球母の物語
「共感できること多いと思うよ」と勧められて読みましたが、最初の一行目から心が掴まれて涙がポロポロ出てしまった本に出会ったのは、生まれて初めてでした。
いやいや、こんなにも上手くいくところは、やっぱり小説だな〜と思う場面はありましたが、ほとんどがリアルな内容だったり、あるある!やわかるわかる!を描写していて、来年高校球児になる息子にも、読んでほしいと思える本でした。
もっと掘り下げた内容で、早見さんにまた執筆して欲しいです。