アワヨンベは大丈夫 アワヨンベは大丈夫

アワヨンベは大丈‪夫‬

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発行者による作品情報

愛し愛されながらも寄る辺ない
そんな彼女が紡ぐいとしい言葉たち
──帯文・山田詠美


日本人で文学好きのママと、セネガル人のキレやすいパパの間に生まれた亜和と弟。おだやかな祖父と口うるさい祖母、そして海の向こうにいるまだ見ぬ姉など、いずれも個性的な家族たちが織りなす、愛と旅立ちの物語。ジェーン・スー、糸井重里など多くの文化人がその才能を認める文筆家の第二作は、晶文社スクラップブックで大評判だった連載に、note記事、書き下ろしを加えた、せつなくも愛おしいエッセイ集。装画・我喜屋位瑳務、装丁・名久井直子。

まだなんの荷造りもできていないこの部屋から、私はきっと少しずつ荷物を運び出し、さりげなくいなくなっていくのだろう。それは他でもなく、私にまだ「さようなら」と言う勇気がないからだ。誰のためでもなく、私は家族と離れることが寂しいのだ。それでも私はこの家から出ていく。誰のためでもなく、私自身のため、いつか新しい家族を作るために、ひとりで生きてみたいのだ。(本文より)

【目次】
■I

文才って
オール・アイズ・オン・ミー
私を怒鳴るパパの目は黄色だった
ハムスターの心臓
宇宙人と娘
ママの恋人
セイン・もんた
いれもの

■II
アヒルの子
Nogi
竹下通りの女王
ウサギ小屋の主人
小さいバッグとは人間に与えられた赦しである
ごきげんよう
26歳
ジジ

■III
人のパラソルを笑うな
死んでいく
MUMMY & AMY SAYS
陽だまりの季節
笑って損した者なし
モンスター
「はっ」
アワヨンベは大丈夫
出ていきます!

あとがき

ジャンル
小説/文学
発売日
2024年
11月22日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
晶文社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
2
MB
存在の耐えられない愛おしさ 存在の耐えられない愛おしさ
2024年
変な奴やめたい。 変な奴やめたい。
2025年
わたしの言ってること、わかりますか。 わたしの言ってること、わかりますか。
2025年