カフネ
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4.4 • 201件の評価
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- ¥1,900
発行者による作品情報
☆2025年本屋大賞受賞作☆
【第8回未来屋小説大賞】
【第1回あの本、読みました?大賞】
一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。
最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。
食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。
APPLE BOOKSのレビュー
自分には価値がないという思いに打ちのめされ、失意の底にいる女性が、弟の元恋人との交流をきっかけに立ち上がっていく姿を描いたヒューマンドラマ。法務局で供託官として働く野宮薫子の信条は“努力”。実の母からも「息苦しい」と言われてしまうような、面倒なまでに生真面目な性格だ。一見順風満帆な人生を送っているようだが、内実は不妊治療の末に離婚し、一回りも年の離れた弟を死因不詳で亡くしたことが追い打ちとなり、アルコール依存症の一歩手前に陥っていた。そんな状態ながらも弟の遺言書に従い、弟の元恋人である小野寺せつなに遺産相続をさせたいと願う薫子だが、せつなからは冷たく拒否されてしまう。ところが、41歳の誕生日を迎えた薫子の元に亡くなった弟からの誕生日祝いとせつな宛てのプレゼントが届いたことがきっかけで、薫子はせつなが勤める家事代行サービス会社「カフネ」が行っているボランティア活動に参加することになる。表題にもなっているカフネとは、ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通すしぐさ」の意。毒親、不妊、ネグレクト、介護、自殺、難病とヘビーな問題を扱いながらも、明るい未来を感じさせる優しい風味の物語に仕上がっている。
カスタマーレビュー
読みやすい
とても読みやすくてスイスイ読めました。
物語も共感しやすく、面白かったです。
驚きやハラハラする部分が少ないですが描写が細かく綺麗な世界でした。
阿部曉子さん
素晴らしい小説ありがとうございました。
無し
かたです。やはり人は一人で生きて行けない動物だと思います!