カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か? カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か‪?‬

    • ¥1,500
    • ¥1,500

発行者による作品情報

じつは私たちは、動物のことをぜんぜん知らない――。
私たちが無意識に抱いている生き物への偏見を取り払い、真剣で切実で、ちょっと適当だったりもする彼らの生きざまを紹介。動物行動学者が綴る爆笑必至の科学エッセイ!

『天地創造デザイン部』原作者、蛇蔵氏、驚愕!
「待ってた! ヘンで終わらない、動物のワケがわかる本!」

カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当???
鏡を見せると、ハトは自分が映っているとわかるが、カラスはわからず速攻ケンカを売る(鏡像認知という動物の認知能力を測る方法のひとつ)。
他にも、サメはカメと間違えて人を襲うことが多い、イルカの交尾はめちゃくちゃ乱暴なこともわかっている。
じつは私たちは、動物のことをぜんぜん知らない――。

本書では、ベストセラー『カラスの教科書』の著者・松原始氏が動物行動学の視点から、
人が無意識に生き物に抱いている〈かわいい〉〈狂暴〉〈やさしい〉〈ずるい〉などのイメージを取り払い、真実の姿と生きざまを紹介します。
身近な生きものを見る目が変わるとともに、生物学の奥行きと面白さが感じられる一冊です。

〈「はじめに」より〉
動物行動学の目を通した動物は、決して世間で思われている通りの姿をしていない。
動物行動学とは「動物はどういう行動をし、その行動にはどんな意味があるのか」を観察し、研究する学問だ。
本書では「きれい」「かわいい」といった見た目の誤解、それから「賢い」「やさしい」といった性格の誤解、そして「亭主関白」「子煩悩」といった生き方の誤解について、生き物の実例を紹介する。

〈もくじ〉
PART1 見た目の誤解
#1 「かわいい」と「怖い」~カモメはカラスと同じ、ゴミ漁りの常習犯
#2 「美しい」と「醜い」~ハゲタカはハゲだから清潔に生きられるのだ
#3 「きれい」と「汚い」~チョウは花だけじゃなく糞にもとまる

PART2 性格の誤解
#4 「賢い」と「頭が悪い」~鏡像認知できるハトとできないカラス、賢いのはどっち?
#5 「やさしい」と「ずるい」~カッコウの托卵は信じられないほどリスキー
#6 「怠けもの」と「働きもの」~ナマケモノは背中でせっせと苔を育てている
#7 「強い」と「弱い」~コウモリの飛行能力は戦闘機並みに高い

PART3 生き方の誤解
#8 「群れる」と「孤独」~一匹狼は孤独を好んでるわけじゃない
#9 「亭主関白」と「恐妻家」~ライオンのオスはトロフィー・ハズバンド
#10 「子煩悩」と「放任主義」~カラスの夫婦だって子育てに苦労する

ジャンル
科学/自然
発売日
2020年
6月13日
言語
JA
日本語
ページ数
288
ページ
発行者
山と溪谷社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
12.2
MB
眠れなくなるほど面白い 図解 カラスの話 眠れなくなるほど面白い 図解 カラスの話
2020年
カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけん カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけん
2018年
鳥類学者の目のツケドコロ 鳥類学者の目のツケドコロ
2018年
カラスは飼えるか(新潮文庫) カラスは飼えるか(新潮文庫)
2023年
にっぽんのカラス にっぽんのカラス
2018年
鳥マニアックス 鳥マニアックス
2019年