ガラスの海を渡る舟 ガラスの海を渡る舟

ガラスの海を渡る‪舟‬

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    • ¥1,500

発行者による作品情報

大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というもので——。『水を縫う』『大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、新たな感動作!相容れない兄妹ふたりが過ごした、愛おしい10年間を描く傑作長編。

ジャンル
小説/文学
発売日
2021年
9月9日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
PHP研究所
販売元
PHP Institute, Inc.
サイズ
690.3
KB
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