ゲゲゲの鬼太郎(1)
-
- ¥550
-
- ¥550
発行者による作品情報
平凡なサラリーマン水木は、荒れ果てた古寺に住みついた、不気味なお化けの夫婦と知り合う。おもい病気に罹った夫婦はやがて亡くなるが、死んだはずの母親を埋めた墓穴から、赤ん坊が生まれるのだった・・・・・・。滅亡の危機にある「妖怪族(幽霊族)」唯一の末裔。鬼太郎のあてのない旅がここから始まる!!
APPLE BOOKSのレビュー
妖怪マンガの金字塔であり、日本における妖怪のイメージを決定づけた水木しげるの代表作。戦前に流行した紙芝居を題材に、シリーズのルーツである紙芝居物語「墓場の鬼太郎」が作られ、その後貸本マンガ時代を経て、60年代に週刊少年マガジンで連載がスタート。度重なるアニメ化を経て、世代を超えて愛される存在となった。異形の者と人間との関わり合いを描いた数多くの後続作品に、直接・間接的に多大な影響を与えている。主人公の妖怪・鬼太郎はシリーズの発展に伴って人間/正義の味方としての側面が強くなっていくが、このコミックスでは怪奇色の強い本作品の原点をうかがい知ることができる。