ゲスと神様(2‪)‬

河覇南高校に転校してきたクールな美少女・錦ミドリは実は【神様】であった。そんなミドリに目を付けられたクラスメイトの比嘉市アオは、神様に願いを叶えてもらった代償として【死神】にさせられてしまう……。死神となったアオの役目は【自殺】をしようとしている者の代わりに【代理自殺】を行い、命を救うという【死ぬ痛み】を伴う過酷な使命であった……。そんなアオは元々誰にも心を開かないタイプの青年であったが、いつも明るく接してくるクラスメイトの【喜田アカネ】と、中学時代に同じ野球部で共に汗を流した幼馴染の【小野ハルヤ】の前でだけは自分の本心をさらけ出せていた。しかし、この2人も、アオが知らない心の奥底にアオに対する【深い闇】を抱えており、その原因を紐解くにつれ、アオは絶望へと堕ちていくのであった……。