コモンズとしての日本近代文学 コモンズとしての日本近代文学

コモンズとしての日本近代文‪学‬

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Publisher Description

重たい文学全集はいらない。



日本近代文学は、いまや誰でも今ここでアクセスできる我々の共有財産(コモンズ)である。そこにはまだまだ見知らぬ隠されている。日英仏の文化とITに精通する著者が、独自に編んだ文学全集から、今の時代に必要な「未来を作る言葉」を探し出し、読書することの本質をあらためて問う。



【目次】

はじめに

文芸オープンソース宣言



寺田 寅彦『どんぐり』

織り込まれる時間



夏目 漱石『夢十夜』

夢をいきる時間



柳田 国男『遠野物語』

死者への戦慄



石川 啄木『一握の砂』

喜びの香り



南方 熊楠『神社合祀に関する意見』

神々と生命のエコロジー



泉 鏡花 『海神別荘』

夢と現実の往還



和辻 哲郎『古寺巡礼』

結晶する風土



小川未明『赤いろうそくと人魚』

死者と生きるための童話



宮沢 賢治『インドラの網』

インドラとインターネットの未来



内藤 湖南『大阪の町人学者富永仲基』

アップデートされる宗教



三遊亭 円朝『落語の濫觴』

落語の未来



梶井基次郎『桜の樹の下には』

ポスト・ヒューマンの死生観



岡倉 天心『茶の本』

東西翻訳奇譚



九鬼 周造『「いき」の構造』

永遠と無限の閾



林 芙美子『清貧の書』

世界への信頼を回復する



谷崎潤一郎『陰鬱礼賛』

闇のウェルビーイング



岡本 かの子『家霊』

呼応しあう『いのち』



GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2021
August 20
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
357
Pages
PUBLISHER
イースト・プレス
SELLER
Mobilebook.jp, Inc
SIZE
24.6
MB
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