サクリファイス
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4.4 • 81件の評価
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- ¥650
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発行者による作品情報
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた! 大藪春彦賞受賞作。
カスタマーレビュー
こくなし
、
サクリファイス=犠牲
自転車レースを題材にした一冊。
こんなにも登場人物を白黒はっきりつけられるのは珍しい。
取るべき手段がそれしかなかったのか、なんとも悔やまれます。
jeremiar46
、
泣いた
サクリファイスが、尊いものだなんて、信じていない。自分と自分の勝利のために、どんな汚い手を使ってでも掴み取りにいくのが、戦いの本質。
それでも、何もかも理解した上で、自身をサクリファイスして、仲間のために尽くすことの尊さ。それがただの我慢ではなく、喜びとなること、充実感となることが美しいなあと思いました。
オリコう。
、
ぎゅっと
ロードレースの事は全く無知でしたが、高評価に惹かれて読んでみました。
ロードレースの大まかが理解出来る作品内容でしたし、それがチームプレーから成り立っていて、それに言葉通り生死を掛けた世界だと鳥肌モノで読ませて頂きました。
ロードレースの様に颯爽と読み終える事が出来る作品でした。
お勧めです。