ジオノに挨拶するために ジオノ作品の世界への誘い ジオノに挨拶するために ジオノ作品の世界への誘い

ジオノに挨拶するために ジオノ作品の世界への誘‪い‬

    • ¥3,000
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発行者による作品情報

自然、人間、本当の豊かさとは?「現在の都市文明には限界が感じられる…喜びは金では買えない。自然のなかで暮らし、愛情や友情や隣人愛に包まれ、よく食べ、よく飲み、よく遊ぶことが必要である…現代文明が等閑に付してきたもの…そのことを考え直そうというような心境にさせるような着想が、ジオノ文学には満ちあふれている」(「天性の小説家 ジャン・ジオノ」(彩流社、2014))。本書は、ジオノ作品をこれまで10冊以上翻訳してきた山本氏により描かれた、その物語の魅力を広く紹介しようとする作品論集である。翻訳してきたジオノ文学作品の巻末に付してきた解説を、すでに出版からかなりの時間が経っているため、それぞれの解説文をより的確な表現となるよう練上げ、さらに多角的に、作品相互を論じることで、ジオノ文学に近づけるようにした。何といってもジオノの作品の中では『木を植えた男』が最も知られているので、まずは『木を植えた男』についての文章を冒頭に置き、次いで反響がよかった『青い目のジャン』を2番目に並べることにした。最後は『喜びは永遠に残る』についての文章にしたいため、3番目には、その『喜びは永遠に残る』と密接な関わりを持っている『本当の豊かさ』を配置し、そして、さらには個人的に大いに気に入っている謎に満ちた画家の物語『逃亡者』を4番目に登場させることとした。著者は、今後の読者からの評価次第であるとはいうものの、このジオノ論の第2集、第3集の刊行に向けた準備も始めている。



目次

『木を植えた男』――森林は水を生み出し人々を招き寄せる

『青い目のジャン』――子供の成長の記録

『本当の豊かさ』――鄙びた田舎に潜んでいる豊かさ

『逃亡者』――謎に包まれた画家の生涯

『喜びは永遠に残る』――それは、途方もなく美しい夜だった

ジャンル
小説/文学
発売日
2025年
2月14日
言語
JA
日本語
ページ数
298
ページ
発行者
彩流社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
1.8
MB
木を植えた男 南仏オート=プロヴァンスの人と自然 木を植えた男 南仏オート=プロヴァンスの人と自然
2006年
貧困と平和についての農民への手紙 貧困と平和についての農民への手紙
2023年
憐憫の孤独 憐憫の孤独
2022年
ボミューニュの男 ボミューニュの男
2022年
青い目のジャン 青い目のジャン
2022年
本当の豊かさ 本当の豊かさ
2022年