ジョーカー・ゲーム
-
- ¥600
-
- ¥600
発行者による作品情報
”魔王”――結城中佐の発案で、陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。その異能の精鋭達が、緊迫の諜報戦を繰り広げる! 吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリ。
カスタマーレビュー
おらふたんかわゆす
、
アニメから入った、普段本など全く読まないが…
最近Amazon primeでアニメ版ジョーカーゲームを見返した。
そこで再熱してしまい、感想や考察にも手を出して、何度か見直していた。本は普段読まず、苦手なので敬遠していたがあまりに評価が高いのと、アニメでは尺の関係上の改変や省略がやはりあるらしく、どうしてもその差異が気になって読んでみることにした。
たしかにアニメ版とは構成も、登場人物の名前なども異なる。しかし一つの本としてまとまりがあり、あっという間に最後まで読めてしまった。アニメを見ていなかったら確かに理解しづらいところもあったかもしれないが、事前に流れが分かっている為か、とっかかりなく読むことができた。むしろ、アニメ版ではカットされていたシーン(神永の結城中佐への暴言?笑シーン)や、都合上改変された話(蒲生次郎の話)の原作のストーリーを知ることができて非常に満足度が高かった。
ライトノベルのような作品が肌に合わず、もっと複雑なサスペンス系、純文学系の本も難しすぎて最後まで読みきれない、という自分にはちょうどよく面白い作品だったと思う。