スキエンティア スキエンティア

スキエンティ‪ア‬

    • 4.6 • 9件の評価
    • ¥700
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発行者による作品情報

灯がともる。涙があふれる。
『世にも奇妙な物語』にてドラマ化された
一編を含む、名手の傑作ヒューマンSFシリーズ!

街がある。
その街には、「スキエンティア(科学の女神)」と呼ばれる像が
掲げられた超高層タワーが立っている。
ひときわ高く、あたかも人々の営みを見つめるように。
主人公はその街に生きる彷徨える者たち。
彼らは今日も、己の人生を一変させたいと願い、
「禁断の科学」にすがる…

自殺願望のある女が、車椅子の老婆に身体をレンタルする
『ボディレンタル』
飲ませた相手に必ず惚れられるクスリ
『媚薬』
母親が死んだ娘のクローンを育てる
『クローン』
愛が見えると噂のドラッグを女子高生が求める
『ドラッグ』
それを使うと誰もが「天才」になれる
『覚醒機』
ほか、全7編を収録。

戸田誠二プロフィール
1969年静岡県生まれ。自身のHP「COMPLEX POOL」にてオリジナル短編漫画の無料公開を開始、「インディーズコミック」の地平を拓く。それらの作品を集めた『生きるススメ』で単行本デビュー。
代表作『しあわせ』『ストーリー』『説得ゲーム』『唄う骨』『化けの皮』『美咲ヶ丘ite』

ジャンル
マンガ/グラフィックノベル
発売日
2010年
1月29日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
57.8
MB

カスタマーレビュー

しろえもんいちいちいち

胸に刺さる

この人ほどのストーリーテラーを私は知らない

bx.v.

「明日をほんの少し頑張ろう」と思える一冊

もの言わずただ人の世を静かに見守っている科学の女神『スキエンティア』。その像の存在そのものが、この本のメッセージの象徴とも言えるでしょう。これはSFの形をとった人生ドラマです。
他人の身体を借りる機械、愛を教えてくれる薬、今より少し科学の進んだ世界を舞台に様々な技術が登場しますが、それらの科学技術が人間をいきなり魔法のように幸せにするわけではなく、結局人間を幸せにするのは、「昨日よりほんの少し意識の変わった自分自身」なんだなと気付かせてくれる、そんな一冊です。
明日出会う誰かとほんの少しだけ許し合えるように。明日をほんの少しだけ今日よりも幸せにできるように。そう思えるような作品に出会えたことを感謝します。もっともっと評価されてほしい。ありがとうございました。

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