ストロベリー・フィールズ ストロベリー・フィールズ

ストロベリー・フィール‪ズ‬

    • ¥880
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Publisher Description

「僕が今、女を感じてるのは、夏子先生だけです」
出版社社長・月川の後妻となった夏子は、夫の連れ子・りえの継母として、そして自らもクリニックを開業する女医として、七年余りの月日を平穏に過ごしてきた。しかし、りえの友人でロック・バーでバイトをする青年・旬と出会い、その危険なまでの若さに触れた夏子は、目を背けてきた己の渇きに気づかされてゆく……。
ひとりの女性の陶酔と孤独を描く傑作長篇。
〈解説〉稲葉真弓

〔著者のことば〕
誰もが、あからさまに「家族」の大切さを叫ぶ時代になって久しい。「家族」は人間にとって、最小単位の砦であり、「家族愛」ほど、愛の深さにおいて意味のある、健全で価値の高いものはないと見なされている。
とてつもなく嬉しいことが起こる。真っ先に誰に知らせたいですか、と聞かれる。誰もが「両親」「夫」もしくは「妻」「子供」と答える。
その健全さは微笑ましく、未来永劫、消えることはないかのように思われて、しかし、同時に、その健全な場所でこそ、人は苛立ったり、憎んだり、絶望したり、孤独の淵をさまよったりするのである。そこに「家族」がはらむ「魔」の部分がある。
(読売新聞2009年1月13日付、連載完結インタビューより抜粋)

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2012
March 25
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
664
Pages
PUBLISHER
中央公論新社
SELLER
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
SIZE
1.7
MB
恋 恋
1999
墓地を見おろす家 墓地を見おろす家
1993
ミステリーの書き方 ミステリーの書き方
2015
妻の女友達 妻の女友達
1995
会いたかった人 会いたかった人
2007
ふたりの季節 ふたりの季節
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