ソロ 単独登攀者 山野井泰史
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4.7 • 7 Ratings
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Publisher Description
ヒマラヤの大岩壁に果敢な単独登攀で挑み続けた山野井泰史。その行動と思想を克明な取材で追う。 10代のクライミング武者修行からトール西壁、冬季フィッツロイ、冬季アマ・ダブラム西壁の単独初登を経て、チョ・オユー、マカルーといった8000メートル峰の壁に挑むまでを描いた意欲作である。 山野井泰史は、沢木耕太郎著『凍』のモデルとなった登山家で、『凍』は講談社ノンフィクション賞も受賞している。
Customer Reviews
deji-koi
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本質を描こうとしている
山野井泰史の前半生を描いている本作、山野井がなぜソロで山に望むのか、その人間の本質というものを捉えようとしている作品。よって多少なりとも客観的な視点で事実がそのまま書かれており、読者によってはドライな文章に感じるかもしれない。
山野井自身の著作や凍と違い少年期から掘り下げて書かれているとこが個人的には面白かった。
また、山や登ることに純粋な山野井はどこか司馬遼太郎の描く竹中半兵衛を彷彿とさせた。