ダクダデイラ
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4.5 • 25件の評価
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- ¥2,000
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発行者による作品情報
本書は、過去十数年にわたって作者が収集してきたネット上の怪文書を、誰かと共有出来たらと思い投稿していたものになります。その中の一つに「ダクダデイラ」という物があり、これを表題としています。掲示版の片隅からSNSの暗部まで幅広く怪文書を収集していく中で、運営や通報により削除対象となった文書も多数含まれていました。書籍化にあたっての文書の選別により、ネット上では過激過ぎたり、不道徳過ぎて既に削除された文書も収録し、結果的に公開分より約1/3の増量となっております。そちらの文書と合わせてお読みいただくことでこの禍々しい記録を広く共有できましたら幸いです。なお、本書には一部極めて過激な表現が収録されておりますので、心臓の悪い方は十分ご注意のうえご一読ください。
APPLE BOOKSのレビュー
インターネットに散らばる不可解な記録を集めた体裁で展開するモキュメンタリーホラー。読み進めるほどに深まる不安は、読み終わった後も何度も脳裏をよぎる。掲示板やSNS、レビューサイトの片隅に残されていた匿名の書き込み、出どころの分からない記録、不気味な独白。派手な怪異や残虐な描写に頼ることなく、「本当に誰かが書いたのかもしれない」と思わせる生々しさによって、じわじわと読者の心理を侵食していく。理解を超えた怖さと、不自然でありながら妙な説得力を帯びた後味の悪さ。その違和感がページをめくる手を止めさせない。本書に収められた文章群は、ネットという巨大な海に沈んでいた不穏な記録のアーカイブであり、現実と虚構の境界を曖昧にしていく。インターネット文化が生んだこの新しい恐怖は、読後、何気なく眺めていたSNSや匿名掲示板の書き込みに妙な現実味を与え、日常そのものが少しだけ不穏に見え始める。まさに新時代のホラー体験だ。