ダンダダン 1

APPLE BOOKSのレビュー

SF、オカルト、超能力バトル、ドタバタギャグ、学園ラブコメなど、あらゆるマンガジャンルを横断する怪作にして快作。幽霊は存在するけど宇宙人なんかいるはずないと思っている少女、桃。UFOには夢中だが霊なんて信じないオタク少年、オカルト君（本名は高倉健）。ひょんなことから知り合った2人が、考え方の違いにいがみ合っていたところ、謎のエイリアンと悪霊が同時に出現して…。インパクトのあるデザインの怪物をはじめ、個性の強い登場人物たちの暴れ回る様子が、とにかく痛快。アクションホラーから、ほのかなお色気まで、刺激的な要素と詰め込まれた情報量に圧倒されながらも、スピード感あふれる小気味いい展開で、すんなりと楽しめる。